無駄を削ぎ落とした光のかたち

極限までシンプルであらゆる空間や什器に調和する照明器具をつくりたいと考えました。
多くの要素を捨てることに苦労しながら、ものづくりを通し光の本質を研ぎ澄ました開発を進めました。
短期間で模倣されないように工夫することも大変でした。
開発が進み、かたちが研ぎ澄まされてゆくにつれて、什器の意匠性を高めるだけでなく、設計や施工の手間といった労務コストの削減にもつながると確信しました。

完成した面発光のライン照明は、シルクのように美しい『シルクス』シリーズとして展開され、シンプルで上質な広告表現とともにLuciのブランド価値を高めました。
やがて多くの模倣品が生まれ、業界の新たなスタンダードとなりました。